■事の発端

 そもそもは、友人Mの行動からすべてが始まった。

 M「そうそう倉坂くん。きみが高校時代に書いてた作品、大学の先輩に見せたんだ。
   そしたら先輩が面白いって言ってハマって、キャラクタのラフ絵描いてくれたよ」
 俺「……え? ちょ、mjkくぁwせdrftgyふじこlp;@:」

 マジである。大マジである。
 このときの私は、よもや自分の作品に挿絵が付くなんて夢のようなことが実現するなんて、カケラも思っていなかったのである。というか、そんな夢など高校時代のときに投げ捨てた人間だったのだ。
 これが衝撃でなければ何が衝撃か。
 この影響を受けて、俺の中でNameless Notions熱が再燃。長い間止まっていたリテイク作業のうち、「起」(旧NNの01&02)の部分を一気に終わらせてしまった。
 それだけ、このラフ絵騒動は私にとって大きな出来事だったのである。


■全ての元凶

 そして2009年2月、歯車が動き出す。
 前々から同人活動してみたいよねーと言っていた友人MとKの両名が、とんでもない行動に出たのだ。

 KM「そうそう倉坂くん。夏コミ申し込んだから(後略)」

 俺「……え? ちょおま何だってくぁwせdrftgyふじこlp;@:」

 当時大学で後期の試験期間中だった私は、KとMの行動になど気を払っている余裕がなかった。
 それがいきなり、これである。つまり

\(^o^)/

 こんな心境であった。
 この件に関しては、KとMもそれぞれ一悶着あったらしいけど、細かい事情は知らないので省略。


■加速

 2009年6月、コミケ当落発表日。

 KM「そうそう倉坂くん。夏コミ受かったから(後略)」

 俺「……え? ちょおまくぁwせdrftgyふじこlp;@:」

 ……受かったからにはやるしかないのである。コンチクショー
 ちなみにこの当時、私は大学の中間試験に向けて対策に躍起になっていたので(ry

 そしてラフ絵を描いてくださった絵師さんと、skypeにて直接対話することに。(KM交えた会議通話だけど
 音声通話がメインでチャットログがほとんどないのですが、お互いに好きなイラストレーターは椋本夏夜氏だと発覚。道理で自分の脳内イメージと氏のラフが重なったわけだぜ!
 しかし所属するサークルの活動や大学の中間試験が絶え間なく襲い掛かり、私は原稿をなかなか書けず、挿絵担当の方も自身が参加する絵描きコミュニティの合作本用のイラストがあったため作業が遅れ――


■ラストスパート

 2009年7月末日。

 挿絵の人「こっちも作品を引き立てられる挿絵が描けるように頑張るよ」
 俺「こちらも挿絵に引けを取らない文章書かないとなぁ」

 お互いに初めての試みだった「挿絵のある小説」だったわけですが、私はこのタイミングから試験が始まるのです。
 そう、コピー本で出すということは日程の関係上決まっていたので、つまりそれは試験期間中に製本作業をするという悪夢じみた事態へと進んでいったのでした……。
 製本作業は8月6日〜8日の3日間、試験が小休止になるこのタイミングを狙って行いましたが、このときに友人Kと、Kの友人であるO氏を招いてひたすら両面コピーした原稿を折る!折る!折るゥ!
 近くのゲオで借りて流し終えたアニメDVDは5本を超え、ひたすら折り続け、O氏が帰った後はニコ動に転載されていた「祭りだ! Sota Fujimori!!」Beatnation Recordsの映像を見ながら休憩し(私とKはBEMANIのプレイヤー)、翌日の朝にホチキス止めとKがコミケ前後に宿泊する友人Hの部屋に完成品を送り出し――私は試験勉強の筆を再び執ったのである。試験は残すところ週明けの2日のみではあるが、その2日目の有機化学が外道極まりない難度になるという予想が極めて現実味を帯びていたからである。
 試験は、もう諦めが付くぐらいはやって、できることは全てやったので悔いはありません。
 さあ、単位はいくつ落としたのかな……?


■結果報告

 2009年8月16日。

 K「無事終わったよ。頒布20部。
   先輩(=絵師様)が引き取る部数を差し引いたら残りは10部だな。
   買って行ってくれた人のほとんどが、中身を見た上で持って行ってくれたよ」
   ※残り10部=最初に想定していた「身内で確実に捌ける部数」ジャスト
 絵師様「こっちも良い経験になったから、良かったよ。ありがとう」

 つまり、このコミケは成功したと言える!(俺不参加だけど


■後日談

 挿絵をお願いした「りょう@涼」氏ですが、ニコニコ生放送やスティッカムで映像をライブ配信しながら絵を描く、なんてことをやっているイラストレーターのお一人で、C76で頒布されたニコ生コミュニティの合作本にも参加していらっしゃるトンデモナイ方だった――
 というのを、実は共同作業の過程で知りました。
 (ニコニコ大百科に氏の項目がありますし、pixivにも絵を投稿されてます。ブログは開設直後だそうですが)
 そんな人にかなり図々しくお願いしてたのか、俺……orz しかも生放送で軽く宣伝されてくださったようで、もうなんと言っていいやら……。

 さらに、Kが持ち帰ったコピー本と比べると厚さが段違い(NNのほうが厚い)。
 電撃文庫の体裁を徹底的に真似たらしいオフセ本と比べたら厚さがほぼ同じで、となるとどうしようもなくNNのほうがぶっとい。
 これを100円で頒布してりゃそりゃあれだけ持っていかれる気がしないでもないわ……
 (比べたところ、厚さはよくあるDVDハードケースの約2/3…どうしようもなくコイツVAKAだ…!)

 とりあえず次の夏コミもりょう@涼氏とのタッグで目指すことになりましたが、そのためには春までに原稿を完成させねば。コピ本はもう勘弁だし。
 一年ぶりだからまず1/3の抽選に受かれば…いいのに…なァ。
 最初のうちは落ちろよとか嫌がってたのに、今になってみれば次も行きたいなんて、人間勝手なもんですよね。




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