以下の記述には、多大なネタバレを含みます。 未読の人(いないと思うけど)はすぐさま戻るようにしましょう。 【久住優奈】 本作の主人公。 ただ、推敲を頼んだ友人には「誰が主人公?」といわれるほど前半の影が薄い。これは「やってしまった!orz」の代表格です。一応、彼女視点のシーンのみに一人称を使っていたのですけれど、ね。やっぱり気付く気付かないの問題じゃないのか、と思い知らされた次第です。 《名前》は明かしませんでしたが、本編中にある程度は推測できる言葉を散りばめた“つもり”です。あくまで自分の中で散りばめたつもりなので、ぜんぜん散りばめたことになっていないかも……orz 設定上は《トラッシュボックス》という名前がありました。触れたものが接触点から次々原子レベルで分解されていく様が、まるでモノが掃除機に吸い込まれているかのように見える、という物なんですが、……これゴミ箱と関係ねえ! スィーパー(sweeper)の方が合ってるよ! 何考えてたんだ当時の俺! \(^o^)/ しかも、読み返してみると日阪と一緒に居ると口調が似すぎてて見分けがつかない。 反省点が多いキャラクターだ……orz 【新庭一咲】 書いてて一番楽しかった本作のヒロイン。 主人公も女の子だけどこの人がヒロインです。女主人公=heroineだけど気にしない。 バンドマニアです。彼女の設定はPLOがなければ生まれなかったでしょう。 特に書くことはないんですが、性格が滅茶苦茶すぎてやっぱり反省点が多いです。 【日阪暁嗣】 初読でこいつの名前を読めた人が居るのかと疑問視される問題児。 名前は日阪はすんなり決まったんですが、わざと入り組んだ名前にしてやろうという筆者の歪んだ性格が滲んでいます。だめじゃん。 ちなみに、人名変換で「さとる」を変換するときちんと出てきます。 《ルビー》という《名前》を持つ《名前有り》。登場させるかどうか迷いましたが、登場させました。能力の由来というか、この小説を書いている途中にRPGツクールXPのスクリプト書きにハマっていたのでこんな能力が誕生してしまいました。順序がちょっと崩れていますが、基本的にはプログラミング言語「Ruby」の文法に従ってルビを打ってます。……あ、そもそもHTML版だとルビが読みにくい…orz 彼は、むしろこれを書いている途中で発生した妄想の「続編」の主人公でした。ですが、今のところその「続編」が書かれる予定はありません。こいつのせいで「国営モデル校」なんて設定が出てくる。 【有本秋晴】 超問題児。一発変換したら弔問大事って出てきたけど気にしない。 まあ、我がPCは「自壊交互期待」とか「文芸死」とか一発変換するのでこのくらいは可愛いもの。携帯電話だと、自分の本名を打ち込むと、その一部分が「一浪」とか出てくるし(執筆当時は高校三年)。 閑話休題。 最大の問題児です。が、まあそれなりに狂った感じが書けた気がします。 《ハーメルン》という《名前》を持つ《名前有り》。実を言うと、この話を書くまで《ハーメルン》は人名だと思ってました。ドイツの地名だったのですが、ハーメルンの笛吹きから貰ってきたのと、もう書き直すのが面倒だったのでこのまま行きました。莫迦だコイツ。 元ネタは川又千秋の小説「幻詩狩り」。言葉が麻薬効果を持つ=じゃあ思い通りに人を操れるんじゃね? というかなり安易な発想ですが。それをハーメルンの笛吹き伝承と組み合わせてみた結果です。 彼が死んだのか生きているのか、その結果は僕も曖昧にしてるんですが……どう見ても生きてるようにしか見えないのはどうしてか。 【パニック・リリック・オブセッション】 超バンド。モチーフにしたのはBUMP OF CHICKENですが、元ネタになったのはこれまた川又千秋の「幻詩狩り」より、プライベート・ラブ・オーケストラ。この作品が好きなので、冒頭で引用させていただきました。 しかしこうやって読み返すと、歌詞が痛い。 ちなみに、各章冒頭の短詩は、このバンドの書いた同名の曲の要約になっているという設定で書いていました。 【世界の記述 / tormentlives】 本編には直接登場しては居ないのですが、日阪の《名前》開放のときに出てくる単語です。 原案では結構重要なファクターだったのですが、これが出ると話がややこしくなる上、固有名詞が無駄に増えてしまうのでカットしました。 《名前有り》が起こした行動を逐一記録し、主語述語の関係が成り立たなくなったものは全てデリートする(=なかったことにする)世界の自治機構。 という設定でしたが、さすがにこんなのを入れると話が分かりにくくなるかと思ったので、日阪の言葉のみにしました。 というか、これじゃ藤原祐の「レジンキャストミルク」のパクリにしか見えなくなってしまうという自戒の意味も込めて封印したのですけれどね。設定とか無意識に真似てたし……orz 最後で優奈が世界の記述という言葉を使っていますが、あれに特に深い意味はありません。 以上でネタバレトークは終わりです。 |
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